iQOO 15:ソニー製ペリスコープカメラと7000mAhバッテリー搭載の「怪物」が迫る

2025年11月26日の発表が目前に迫る中、iQOO 15に関する詳細な情報が次々と明らかになってきました。当初より注目されていた「50MP ソニー製3倍ペリスコープカメラ」の搭載は、その圧倒的なスペックのほんの一部に過ぎないようです。入手した情報によれば、iQOO 15は最新のハイエンドチップセット「Snapdragon 8 Elite Gen 5」を搭載し、常識を覆す7000mAhという超大容量バッテリー、さらには業界最高クラスとなる6000nitsのピーク輝度を誇るディスプレイを採用する可能性が浮上しています。これは単なるスマートフォンの新モデルという枠を超え、パフォーマンス、カメラ、バッテリーの全てにおいて既存のフラッグシップ機を凌駕しようとする、まさに「怪物」と呼ぶにふさわしいデバイスの登場を予感させます。
遠くの世界を切り取る:50MPペリスコープ望遠カメラ
今回のiQOO 15で最も注目されている機能の一つが、50MPのペリスコープ望遠カメラです。入手した情報によると、これはソニー製の「IMX882」センサーを採用している可能性が高いです。このセンサーは1/1.95インチと望遠用としては比較的大型であり、f/2.65の絞り値と組み合わせることで、暗所での望遠撮影にも強い構成と言えます。
ペリスコープ(潜望鏡)構造を採用するということは、レンズ群を本体内部で横向きに配置し、プリズムで光を屈折させてセンサーに導く技術を意味します。これにより、スマートフォンの薄さを犠牲にすることなく、高倍率の光学ズームを実現できます。iQOO 15では、この機構を用いて光学3倍のズームを実現しています。この3倍という焦点距離(35mm判換算で約70mm〜80mm)は、デジタルズームのような画質劣化を伴わず、被写体を自然に引き寄せることができるため、ポートレート撮影や風景の切り取りに最適です。
さらに、CIPA 4.0準拠とされる強力な光学式手ブレ補正(OIS)も搭載される見込みです。望遠撮影は少しの手ブレも大きく影響してしまうため、この強力な手ブレ補正は、遠くの被写体を鮮明に、そして「シネマティック」に捉えるための必須機能と言えるでしょう。まさに「遠くの詳細を驚くほどの明瞭さで捉える」という言葉を現実のものにするための、強力なハードウェア構成です。
カメラは望遠だけではない:妥協なきトリプル50MP構成
iQOO 15のカメラシステムは、そのペリスコープ望遠カメラだけが主役ではありません。入手した情報に基づくと、背面には3つのカメラすべてに5000万画素(50MP)センサーを搭載するという、非常に贅沢な構成が採用される模様です。
まずメインの広角カメラには、ソニー製の最新センサー「IMX921」が採用されるとの情報があります。1/1.56インチという大型のセンサーサイズを持ち、強力な光学式手ブレ補正(OIS)も備えています。このセンサーは、iQOOが培ってきた画像処理技術と組み合わさることで、明暗差の激しいシーンや夜景でも、ノイズを抑えたクリアで「生体模倣(バイオニック)」な、忠実な色彩表現を実現することが期待されます。
次に超広角カメラですが、これにも50MPのサムスン製「JN1」センサーが搭載される見込みです。多くのスマートフォンではコストやスペースの都合上、超広角カメラの画素数やセンサーサイズが抑えられがちですが、iQOO 15はここにも50MPを割り当てています。これにより、広大な風景を歪みなく高精細に記録できるだけでなく、メインカメラや望遠カメラとの画質差(特に解像感や色味)が少なくなり、ズームを切り替えても一貫性のある「シームレスな」撮影体験が可能になります。
- メイン(広角):50MP ソニー IMX921 (1/1.56インチ, OIS)
- ペリスコープ(望遠):50MP ソニー IMX882 (1/1.95インチ, 光学3倍, OIS)
- 超広角:50MP サムスン JN1 (1/2.76インチ)
この3つの50MPカメラが連携することで、超広角から望遠まで、どの焦点距離でも高いクオリティの写真や動画を撮影できる「妥協のない」カメラシステムが完成します。さらに、8K解像度での動画撮影にも対応するとの情報もあり、まさに「全てが主役級」のカメラ構成と言えるでしょう。
新時代の心臓部:Snapdragon 8 Elite Gen 5搭載
iQOO 15の「怪物」たる所以は、そのパフォーマンスの源泉であるプロセッサーにもあります。クアルコムから発表されたばかりの最新フラッグシップSoC、「Snapdragon 8 Elite Gen 5」(SM8850-AC)を搭載することが確実視されています。このチップは、従来の「Gen」シリーズから「Elite」の名を冠し、アーキテクチャを一新した「Oryon(オリオン)」CPUコアを採用しています。
3nmプロセスルールで製造されるこのチップは、前世代のSnapdragon 8 Gen 4と比較しても、CPUおよびGPU性能が大幅に向上しているとされています。特にGPUの「Adreno 840」は、モバイルゲームのグラフィックをPCやコンソールレベルに引き上げる「ハードウェア・レイトレーシング」にも本格対応しており、iQOO 15が実現するであろうゲーム体験への期待が高まります。
この強力なチップの性能を最大限に引き出すため、iQOO 15はメモリやストレージにも妥協がありません。入手した情報によれば、最大10.7Gbpsという驚異的な読み書き速度を誇る「LPDDR5X Ultra」メモリと、高速な「UFS 4.1」ストレージを搭載します。これにより、高解像度なゲームのロード時間短縮はもちろん、8K動画の録画・編集、そして複数の高負荷アプリを同時に扱うマルチタスクまで、あらゆる動作がストレスフリーになります。iQOO 15は、この心臓部によって、日常使いから最も要求の厳しいゲーミングシーンまで、あらゆるタスクを軽々とこなすパワーを手に入れています。
ゲーミングの血統:自社開発チップQ3と冷却システム
iQOOブランドは、その誕生から一貫して「ゲーミング」を核に据えてきました。iQOO 15もその血統を色濃く受け継いでいます。Snapdragon 8 Elite Gen 5というメインエンジンの脇を固めるのが、iQOO自社開発のeスポーツチップ「Q3」です。
この「Q3」チップは、メインプロセッサーと連携し、ゲームのフレームレートを安定させたり、AI技術を用いてグラフィックスをより滑らかに、あるいはより低消費電力で動作させる「フレーム補間」や「超解像」といった処理を専門に担当します。これにより、メインプロセッサーの負荷を軽減しつつ、長時間のゲームプレイでも安定した高フレームレートを維持することが可能になります。特にレイトレーシングのような高負荷処理において、このQ3チップが真価を発揮することでしょう。
そして、これら高性能チップが発する熱をどう処理するかは、パフォーマンスを維持する上で最大の課題です。iQOO 15は、この問題に対して「8K氷穹冷却システム」と呼ばれる新たな冷却機構を導入するとの情報があります。詳細な構造はまだ不明ですが、おそらくは大型のベイパーチャンバーと高効率な熱伝導素材を組み合わせ、チップから発生する熱を迅速に筐体全体へ拡散・放出する設計になっていると推測されます。
さらにユニークな機能として、「寰宇(かんう)地下鉄ゲーム専用ネットワーク」と呼ばれる通信最適化技術も搭載されるようです。これはAIを用いてネットワーク状況を予測し、Wi-Fiとモバイルデータ通信をシームレスに切り替えるだけでなく、特に電波状況が不安定になりがちな地下鉄内などでも、ゲームの通信遅延を最小限に抑えることを目的とした技術です。まさに「どこでも最高のゲーム体験を」というiQOOの哲学が表れています。
視界の革命:6000nitsを誇る「エベレスト」ディスプレイ
スマートフォン体験の「窓」であるディスプレイも、iQOO 15は規格外です。入手した情報によると、サムスン製の最新M14基材を使用した6.85インチのLTPO AMOLEDディスプレイを搭載します。解像度は2K+(1440 x 3168ピクセル)と非常に高精細で、1Hzから144Hzまで可変するリフレッシュレート(LTPO)に対応。これにより、ゲームのような滑らかな動きが求められる場面では144Hzで駆動し、静止画を表示している時は1Hzまで下げることで、バッテリー消費をインテリジェントに節約します。
しかし、このディスプレイの真骨頂はその「明るさ」にあります。伝えられるところによると、そのピーク輝度は6000nits(ニット)に達し、画面全体の明るさを示す全白輝度(グローバル輝度)ですら2600nitsという、前代未聞の数値を叩き出しています。一部では、このディスプレイが「エベレスト・ディスプレイ」と呼ばれているとの情報もあります。
この数値がどれほど驚異的かというと、従来のハイエンドスマートフォンがピーク輝度2000〜3000nits、全白輝度1000nits程度であったことを考えれば明らかです。6000nitsのピーク輝度は、HDRコンテンツ(ハイダイナミックレンジ)を再生する際に、太陽の光や爆発の閃光といった「輝き」を、まるで現実世界で見ているかのように強烈に表現できることを意味します。また、2600nitsの全白輝度は、真夏の直射日光下でも、画面が暗く感じることは一切なく、地図やメッセージをはっきりと視認できることを保証します。これは、スマートフォンの「視認性」における革命と言っても過言ではありません。
常識を覆すスタミナ:7000mAhと第2世代半個体電池
これだけの高性能なプロセッサーと超高輝度ディスプレイを搭載すれば、当然バッテリーの消費が懸念されます。しかし、iQOO 15はその懸念すらも力ずくでねじ伏せます。入手した情報では、iQOO 15は7000mAhという、フラッグシップスマートフォンとしては最大級のバッテリーを搭載する見込みです。
一般的なフラッグシップ機が5000mAh前後であることを考えると、7000mAhという容量がいかに巨大かがわかります。この大容量バッテリーは、Snapdragon 8 Elite Gen 5の電力効率の良さやLTPOディスプレイの省エネ性能と相まって、最もハードな使い方をしても丸一日、あるいは二日間以上の使用にも耐えうる、圧倒的なスタミナを実現するでしょう。
なぜこれほどの大容量バッテリーを搭載できたのか。その秘密は、採用されるバッテリー技術にあるようです。「第2世代半個体電池技術」および「第4世代シリコン負極(アノード)技術」の採用が噂されています。これらの新技術は、従来のグラファイト負極リチウムイオン電池と比較して、同じ体積や重量でもより多くのエネルギーを蓄えること(=エネルギー密度が高い)を可能にします。iQOO 15は、この最先端のバッテリー技術をいち早く採用することで、本体サイズを非現実的なまでに大きくすることなく、7000mAhという大容量を達成したと考えられます。
この「怪物級」のバッテリーを充電するシステムも強力です。100Wの有線急速充電と、40Wのワイヤレス充電に対応するとのこと。7000mAhという大容量にもかかわらず、100W充電であれば、非常に短時間(おそらく30分程度)でフル充電に近い状態まで回復できると予想されます。iQOO 15は、「パフォーマンス」と「スタミナ」という、相反しがちな二つの要素を、技術革新によって両立させようとしています。
質感と機能の両立:光るギミックとIP69防水
これだけの「怪物スペック」を詰め込んだiQOO 15ですが、そのデザインや質感にも抜かりはなさそうです。iQOOシリーズが近年推し進めている「万里の舷窓(Boundless Porthole)」と呼ばれるデザイン哲学は、iQOO 15でも継承される見込みです。これは、カメラモジュールを印象的な円形または角丸の正方形で囲むデザインを指します。
入手した情報によると、iQOO 15ではこのカメラモジュールが角丸の正方形(スクエア型)でデザインされ、さらにその周囲にRGBライトリングが内蔵されるようです。このライトリングは、ゲーミングデバイスらしいアクセントとして機能するだけでなく、着信や通知、充電状態などを光で知らせるインジケーターとしての役割も果たすと推測されます。
筐体の素材には、高級感のあるメタルフレームと、指紋が付きにくい「2.5Dフロストガラス(すりガラス調)」が背面に採用されるとの情報もあります。これにより、高性能な中身にふさわしい、フラッグシップ機としての所有感を満たす質感を実現していることでしょう。
そして驚くべきは、その耐久性です。iQOO 15は、防塵防水性能において最高等級のIP68に加え、高温・高圧水流への耐性を示すIP69にも対応するとの情報があります。IP69は、一般的なIP68よりもさらに過酷な環境(例:高温スチーム洗浄など)を想定した規格であり、これを取得しているスマートフォンは極めて稀です。ゲーミングスマートフォンでありながら、タフネス性能においても一切妥協しないというiQOOの姿勢が強く感じられます。
さらなる高みへ:iQOO 15 Proの存在
iQOO 15(標準モデル)だけでも、すでに2025年後半のフラッグシップ市場を席巻するに十分なスペックです。しかし、iQOOはさらにその上を行く「iQOO 15 Pro」も同時に準備しているとの情報があります。
入手した情報に基づくと、Proモデルは標準モデルの強力なスペックをベースに、いくつかの点でさらなるアップグレードが図られるようです。まず、画面サイズが標準モデルの6.85インチから、わずかに大きい6.88インチになる可能性があります。
最大の差別化ポイントは、カメラと充電速度かもしれません。Proモデルは、標準モデルのトリプル50MPカメラ構成から、さらにセンサーを追加した「クアッド50MPカメラ」構成になるという噂があります。また、前面のセルフィーカメラも32MPから50MPへと高画素化される可能性があります。さらに、充電速度も標準モデルの100Wから、一気に150Wへと引き上げられるとの情報もあります。もしこれが事実であれば、7000mAhという大容量バッテリーを、わずか15分程度で満充電にできるかもしれません。
これらの情報はまだ標準モデルに比べて不確定な部分も多いですが、iQOOが「Pro」の名を冠するにふさわしい、まさに「全部入り」のウルトラ・フラッグシップを用意している可能性は十分に考えられます。
まとめ
2025年11月26日に発表される見込みのiQOO 15は、単なる新型スマートフォンではなく、現在のフラッグシップ市場の「常識」を破壊する可能性を秘めたデバイスです。注目された「50MP ソニー製3倍ペリスコープカメラ」は、iQOOがカメラ性能に本気で取り組んでいる証拠であり、IMX921を搭載したメインカメラ、JN1を搭載した超広角カメラとの「トリプル50MP」構成は、あらゆるシーンで高い満足度を提供するでしょう。しかし、iQOO 15の真の恐ろしさは、その「総合力」にあります。Snapdragon 8 Elite Gen 5と自社製Q3チップが叩き出す圧倒的なパフォーマンス、直射日光下でも眩しいほどの6000nits「エベレスト」ディスプレイ、そして「第2世代半個体電池」技術に支えられた7000mAhの圧倒的なスタミナ。これらすべてが、IP69という堅牢な筐体に詰め込まれています。
iQOO 15が提示するスペックは、以下の点で際立っています。
- 妥協のないカメラ:50MPのペリスコープ望遠、メイン、超広角のトリプル構成。
- 次世代のパフォーマンス:Snapdragon 8 Elite Gen 5とQ3チップのデュアル搭載。
- 圧倒的なスタミナ:7000mAhの超大容量と100W急速充電。
- 革命的なディスプレイ:ピーク輝度6000nitsを誇る2K・144Hzスクリーン。
- 最高レベルの耐久性:ゲーミングスマホとしては異例のIP69防水防塵。
結論
iQOO 15は、「ゲーミングフォンはカメラやバッテリーが二の次」という古い固定観念を完全に打ち破る一台となりそうです。これまで、消費者は「最高のカメラ」「最高のパフォーマンス」「最高のバッテリー」のどれかを優先し、何かを妥協してスマートフォンを選ぶ必要がありました。しかしiQOO 15は、その全てにおいて「最高」を目指し、しかもそれを実現しうるスペックを備えて登場しようとしています。11月26日、iQOOが放つこの「怪物」が、2025年のスマートフォン市場の勢力図をどのように塗り替えるのか、その全貌が明らかになる瞬間が待ち遠しくてたまりません。



スマホの枠を越えてデザインを捨てて実用性抱けってのもいいけどiPhoneみたいなミニマルなデザインでこれが出来たら最高だね。期待!
Apple iPhone の将来性と可能性に期待したい!